特殊な発想の本を読むべし

 本を読む理由。それは、日常では得られにくい経験を得るためだと思います。特に考え方。自分の物差しで測る世界は、同じ世界でも他人が測ると全然違うものに見えてくるかもしれない。その物差しを多く得るため読んでいるんだと思います。
 で、何に活かすか。実は研究に活かせるんですよ。いや、もちろんSFの方が活かせる場面が出る確率が多いですよ。でも、それ以外も色々活かせる点が多いんです。
 ひとつのデータがあったとします。それを色々なフィルターをかけることによって全然違うものが見えますよね。フィルターをたくさん持っていればいるほど、ひとつのデータから得られる情報も(合っている合っていないかかわらず)沢山手に入る。得られた情報から矛盾が生じるものを省いていく。残った情報の信憑性を挙げるため、それに適した実験を考え、実行する。
 もちろんこれだけでは研究できないかなと。これプラス山勘でしょうか。急に思いついたことを実行する。これもまた得てしていいデータが挙がります。難点はいつ何時でも突然湧いてくるということでしょうか。それはご飯食べているとき、風呂入っているとき、寝る前さることながら、夢でも出てくるんですよね。そしてすぐ忘れる。秒単位で抜け落ちていく感覚があります。いったん思いついた文章が、再び頭の中で描くことができません。故、即メモる。一文字書く毎に抜け落ちる単語。

 そんなこんなで。ふと、スラムオンラインを読んでいてそう思いました。