新機能か安定か?

 ゴーストを開発していていつも思うことは、「良い機能を早く搭載させたい」と「バグが無く、安心して使えるようにしたい」の二つです。両者は相反した関係ですが、一番初めは「身内でまわしてまぁ動くようになれば、問題ないだろう」ということで出したのがver.2です。ただあのころはリソースを大きく割くことが出来ましたし、そこそこ問題は無かったと思います*1。今回もその乗りでしたが、リソースがろくに無いということでベータ版を先に出し、みんなから来るバグ報告をフィックスすることでリソース調整しました。
 こうして出たのがver.3。結果は悲惨でした。前回以上に今回はシステムの奥をちょっといじっていたという事,そしてリソースが予想以上に少なく、「ノエリが家に居るモード」しか十分に動かせていなかった事。その二点が致命的であり、結局のところver.3の売りであった2つの機能*2のうち一つを削減することになったのです。そして安定版として出ているのが、現在のver.3.1xです。
 今回のことで勉強になったのは、「バグ発見をNoeriProject側でのみで行うには無理がある。」ということを知ったことです。しかもそのバグを塞ぐスピードも非常に遅い。つまり新機能を搭載させるためのリスクがあまりにも大きくなってしまった(ユーザー様に大きな負担を強いてしまう)のです。でも新機能は搭載させたい。まだまだノエリは理想のゴーストにはなっていない。*3 達成するにはユーザー様の力はやはり必要なのです!
 こんな駄デベですが、なんとか改善していきますので、温かい目で見守ってください。

*1:慢性的なバグ発生はしてましたが。

*2:右クリックメニューからのシェル切り替えを可能にしたことと、コロネン(当時「ケクレン」と書いてしまった)ランチャーによる多機能化をシンプルにまとめるベースを作ったこと。前者はver.2.xxで多発した不具合を恒久的にふさぐために編み出した。しかしながら逆にこの昼夜システム自身を追いやることになった。

*3:「自然に、違和感無く使える」こと。